3連勝の光と影

2019年1月18日 0 投稿者: guzzan

2019年1月17日(木)
アジアカップ2019 予選リーグF組

 日本代表 2(1-1)1 ウズベキスタン代表
       (1-0)

 <得点> 武藤、塩谷

 グループ1位をかけた3戦目は日本が逆転で1位をもぎ取りました。試合前から話題になっていた2つのことが微妙に裏表の関係になる話題だったので、そういう意味でも興味のわく試合でした。

【その1】グループ2位突破の方が移動の負担が少ない

 2位での通過すると決勝トーナメントでの会場移動の負担が少なく、コンディション調整がし易いという話がありました。1位だと勝ち進むたびに移動が発生し、移動の疲れだけでなく、会場のグラウンドコンディションも変わってくるなど、試合そのもの以外に気を使うことが出てくるので「2位突破がいい」というものです。これは開催国UAEが入ったトーナメントの山が有利になるように組まれているのではないかと思う(UAEが思惑どおりグループ1位で抜けたのは開催国として成功と言えます)のですが、対戦相手がどこになるかということも当然重要な要素になってくるので、ウズベキスタンとの試合が引き分け以下で「日本は2位でいい」とは一概には言えません。

【その2】3戦目で全ての選手を使う

 2試合を終えて、まだ多くの選手が試合に出ていない状況でした。勝ち進んでいくと短期間で多くの試合をこなす必要があるので、同じメンバーばかりを使うと疲労がたまる一方になり、それが原因で敗退することもあり得ます。23人のメンバー総力で戦うことを強調している森保監督の意見はもっともですし、今まで出ていないメンバーからすればアピールのチャンスでもあり、メンバーが変わっても勝てるという結果を残すことが最重要なテーマでしょうから、「勝たなくていい」などという話はナンセンスでしょう。

 かくして、試合は先制されるもすぐに追いつき、後半には逆転するという展開で見事に勝って1位通過を決めました。GK東口を除く全員が試合に出たことになり、結果も3勝なので、内容はともかく結果は良かったと言えます。ただ、心配のタネはやはりこの試合でも見られた「ディフェンスがあっさり抜かれて失点する」という点です。このパターンは過去にもよく見られた光景で、よく似た場面になるとヒヤヒヤものです。相手FW1人に対して2人が寄せている(後ろからではありますが)のに振り切られてシュートを決められてますから、これはもう繰り返してほしくないですね。

 さて、次の相手、決勝トーナメント最初の相手はサウジアラビアに決まりました。イランと並んで中東では1、2を争う強者です。バーレーンやオマーンなどと比べると実力は1段上でしょうし、大人数で守りを固めるということもしてこないと思うので、結構「殴り合い」みたいな展開になるかもしれません。スタメンをどう融合してくるかということにも興味はありますが、重要なのはここで負けないことです。グループリーグで見せた「光と影」をどのように成長につなげてゆくか、チームの総合力が試されます。