サッカー五輪代表はどうなる?
東京五輪が延期になった。約1年後を想定しての延期とのことだが、コロナウィルスによる世の中の状況がいつ好転するのか今はまだわからない状況なので、1年後が確約されたわけではない。事態は収束しているであろうとの前提に立って決められたことだと思う。実際にはどうなるかわからないけれど、1年後に開催できることをやっぱり祈りたい。来年も出来ないなどという事態は、想像するに「社会全体が長期にわたって麻痺し続ける」ということを意味しているので、そんなことは思いたくない。準備する期間を考えても、出来るだけ早く「収束」という言葉が聞けるようになってほしい。
さて、話は変わってサッカーの五輪代表(ここでは男子に焦点を当てて考える)であるが、サッカーはまだ代表メンバーが決まっていない。本当なら3月のアフリカ勢との強化試合を経て絞り込みが進むはずだったが、仕切り直しになってしまった。調子を上げてきた選手には非常に残念であり、調子を落としたり、ケガをしている選手にはある意味で朗報?かもしれない。例えば、バルセロナBで活躍していた安部などは1年後なら回復が期待できる。しかし、一番気になる問題は「23歳以下」というサッカーならではの資格制度である。3人まで許されるオーバーエイジ枠以外は、1997年1月1日以降に生まれた選手に出場資格がある。このルールが1年延期でどうなるのか、やはりこれが一番気になる。1年遅れの開催だと1998年1月1日以降ということになってしまうが、割を食うのはそのボーダーライン上にいる選手。97年に生まれた選手はオーバーエイジ枠になってしまう。今回は延期という特例なので、このルールも特例で「24歳以下」になるかもしれない。でも、それはそれでいいのではないかと思う。W杯の存在があるから五輪のサッカーは23歳以下という規定があるのだけれど、これが特例で今回の五輪に限り24歳以下になっても大きな問題になるとは思えない。次の五輪(すなわち、東京五輪の3年後)はまた23歳以下のルールがあるのだから、「4年おきに23歳以下」と考えると、1年延期になった今回は24歳以下にするのが公平かつ適切な扱いではなかろうか?
もうひとつの大きな問題は森保監督のA代表との兼任問題。今までも采配に対する疑問などで監督交代の議論も出ていたが、W杯予選も時期をずらせて再開されることも考えると、監督の能力とか方針だけの問題ではなく、スケジュール的に兼任が出来るのかどうかという問題も出てくるのではないかと思う。
とまあ、いろいろ考えると気を揉む事ばかりだが、とにかくこのウィルス騒動が収まらないことには、あれこれ言うことも今は出来ない。モヤモヤした日々が続く....